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topics 2015-12-01

《西日本代表校決定戦》勝って兜の緒を締める―後半なんとかペース掴み、聖地への切符つかむ―

九州勢初の挑戦となった西南学院大を退け、西日本代表校決定戦を48-17で勝利。
毎Qに得点を重ね甲子園ボウルの出場を果たした立命大。しかし要所で課題も残る一戦となった。

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 立ち上がり、立命大は自慢の守備がまず西南学院大をパントに追い込み、攻撃権を奪う。
しかしオフェンスチームが奮わない。この試合はRB#25森本を先発起用したが、OLが相手を押せず、ランが出ないもどかしい状況が続く。結局、先制点は1Q 10分半、RB森本が押し込んで7点を挙げた。

「OLはベストメンバーを先発させたが、今日は止められた。RB頼みの状況が露呈した」と、米倉監督が話すように、試合を通じてランオフェンスに課題が残る展開となる。

2Qにはパスの比率を増やし、QB#11西山中心の攻撃へ。WR#84近江と息のあったパスで43ヤードTD。リードを広げる。

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 しかしここから西南学院大が反撃。QB#7原口のキープや、WR#1岩永の好レシーブで前進。立命陣内まで進入すると、TDには至らなかったもののFGを決め、立命ディフェンスから3点を奪う。

立命大はその後の攻撃も、ゴール前まで攻め込むが、4thダウンでギャンブルを失敗。直後の守備でLB#56浦野がインターセプトを決め、なんとか得た再チャンスをTDに結びつけるが、後味の悪いオフェンスとなる。

立て直しを図りたい後半だが、QB西山のパスがつながらずパントが続く。

一方の西南学院大。QB原田からWR岩永にパスが成功、ランアフターキャッチも見事に決まってTDを奪い、10-21と立命大に追いすがる展開に。

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立命大は、ここでようやくオフェンス陣が奮起。ランが機能し始める。
快調に陣地を押し進め、RB森本がこの日2本目のTDでリードを広げる。

 ここまで攻守兼任で奮闘していた西南学院大に、やや疲れが見え始めた4Q。
立命大は次第に流れを掴み、ラン、パスを織り交ぜた攻撃で前進。若手中心の構成で、2本のFGと2TDを獲得、試合を決定づけた。

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 だが西南学院大も粘り、QB原口、WR岩永のホットラインでTDを返して、意地を見せる。
結局、48-17と大差で立命大が勝利を納めるが、立命大が消化不良であったことは誰の目にも明らかだった。

 試合後、米倉監督は厳しい表情でゲームを振り返った。「リーグ最終戦から1週間しか経っていない状況ではあるが、それを考慮しても今回の出来は悪すぎた。ランが出ない、パスも短いボールの精度が悪い。もう一回気を引き締め直して、再構築に向けて2週間取組んでいきたい」と話す。

ただ「いま選手達にきつい言葉を言っても始まらない。次はこの春完封された早稲田大。強さは十分理解しているので、我々は真摯に挑む」と決意を口にする。

 主将DL#57田辺も「関学戦では選手一人一人が強い気持ちで試合に臨めたが、今日は全くそれがなかった。このままでは早稲田大に負けるだけ。必死で練習しなくては」と、反省しきり。

 いよいよ学生日本一まであと1勝。関学大を下したその強さは、甲子園で一層際立つか、それとも三日天下に終わるのか。これからの取組みに全てが懸かっている。

辛勝の戦士達は、師走の決戦に向けて兜の緒を締めフィールドを去った。

記事;上田哲也(rtv)http://rtv-live.org/
写真;P-TALK   http://www.p-gallery.jp/stm_shimizu.html
編集;畠中隆好(officeNEAR/甲子園ボウルPJT)

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